グランドノート

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カーオーディオを市販品に交換してグレードアップを図るというと、派手にオーディオ機器を取り付けたクルマをイメージする人が多いと思う。フロントドアのスピーカーがむき出しなのは当たり前、リアのラゲッジルームを覗くと、パワーアンプ等がぎっしり詰まって、荷物を詰めない…。これを嫌って、カーオーディオのグレードアップを躊躇している人もいると思う。

グランドノートが制作するクルマは、見た目、いたって普通だ。フロントドアのスピーカーは、純正の内張りやスピーカーグリルをほぼ加工することなく施工。内張りを付けてしまえば、スピーカーを交換したことに気づかない人もいるだろう。クルマのオリジナルのインテリアをできる限り変えずにインストールするのが、グランドノートの信条だ。

しかし、音は激変。低い音量から大ボリュームまで、密度の濃い音でバランス良く音楽が楽しめる。しかも音楽ジャンルを問わず、クリアで高解像度のサウンド。店主の林さんはロック好きだが、ジャズ、クラシック、J-POPなど、あらゆるジャンルの音楽が生き生きと気持ちよく楽しめるクルマに仕上げてくれる。カーオーディオを、ドレスアップの一部と捕らえたり、機器を自慢するためにグレードアップするという考えもあるだろうが、グランドノートが考えるカーオーディオとは、あくまでも音楽を楽しむ道具なのだ。それ故に、お客にはミュージシャンをはじめ、音楽関係者も多い。

なぜ、ドア内張り等の加工を抑えながら、いい音に仕上げられるのか。そのキーワードは、インナーバッフルとドアチューニングだ。インナーバッフルといえば、スピーカーをドアに固定するための、リング状の板のケースが多いが、グランドノートのインナーバッフルは、それに比べるとごつい。面積を十分にとり、空気の流れを考えた形状。そのおかげで、スピーカーの性能を引き出すことができる。またドアチューニング。振動を抑えるために、デッドニングを徹底的に行うショップは多いが、グランドノートではドアの鉄板の響きをみながら、効果的に制振を行っている。しっかりとしたインナーバッフルとセットでできるワザだが、使用する制振材の量を抑えながら、効率良くいい音を生み出す。ドアが必要以上に重くなったりしないため、クルマへの負担が少ないのもありがたい。

さらに一歩進んで、ルームチューニングも実施。フロントドアだけではなく、コンソールやリアドア、グローブボックス周辺などを効率良く制振&吸音することで、よりクリアで引き締まったサウンドを実現する。すべては、音楽をいい音で楽しむために。それが、グランドノートの信条だ。


■ショップ・データ

【住所】
〒145-0062 東京都大田区多摩川2-14-6(地図

【電話】
03-6715-5662

【営業時間】
10:00〜18:00

       【定休日】
日曜/祭日

【HP】
http://www.grandnote.com/

【E-Mail】
 grandnote@gmail.com

【デモカー情報】
ニッサン・シルフィ

■デモボードで試聴可能な機器

【ソースユニット】
アルパイン DVI-9990J
アルパイン DAI-C990

【スピーカー】
カロッツェリア TS-T1RSII+TS-M1RSII
ブラックス MATRIX 2ウェイセパレートセット
ディナウディオ ESOTEC SYSTEM242
ボストン SPZ-60
モレル インテグラオベーション XO6

【パワーアンプ】
カロッツェリア PRS-A900
アルパイン PDM-2.150
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